砂くじら亭の日常🐳

シルバニア、リーメント、ガチャポン…世界は可愛いであふれてる!私だけの小さなシルバニア村の物語を綴るブログ

【シルバニア】飛行船場物語(前編)【おはなし】

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「あ~涼しい〜。こんにちは〜」
「あれ?トドリさんこんにちは!」



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「トドリさんお久しぶりです。
 夏に来るなんて珍しいですね。」

「ディアさんも変わりなさそうで何よりです 。
 今年は5年に1度しか取れない素材の年で
 冬にお邪魔する予定だったけど…
 村長いますか?」

「ちょっと待っててくださいね( ´꒳`)」


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「トドリさんお久しぶりです!どうですか?」

「ご無沙汰してます。
 相変わらず自由気ままにやってますよ ( ˘ᵕ˘ )」

「それは何より。ところで何かありました?」

「あ!そうだそうだ。
 リモーネ村で村長の親戚に
 大変お世話になりまして。
 急ぎで手紙を出したいと困っていたので
 お礼代わりに直接届けにきました。」

「わざわざ!?旅路の変更させてしまったようで…
 申し訳ない…」

「決まった旅路はないですから。
 こんなお礼でいいならお安い御用です( ´꒳`)」


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カサカサ…

「………!?あいつがついに父親に!?
 なんて素晴らしい知らせなんだ( *´∀`* )」

「おめでとうございます!」

「ありがとうございます!
 リモーネ村からの手紙は正規のルートだと
 そんなに時間かかりますか?」

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「そうで…」

ガチャ
「あら!トドリさん!」
「夫人お久しぶりです( ´꒳`)」
「いつ村に?今回はゆっくりしていけるの?」
「特に予定はないので少し
 のんびりしていく予定です」

「それは良かった。お茶用意するから
 お話が終わったら上がってきてね♪」
「お!遠慮なくお邪魔します(*´罒`*)」


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「あ!途中ですみません。
 正規ルートはリモーネ村から
 一旦街に集められてそこから馬車便なので…
 アップル村の位置的に山を迂回するから
 どうしても日数がかかりますね」

「なぜ迂回を?」

「馬車便のように幅が大きくなると
 通れない道があるから
 安全な道を選ぶと迂回することになるかと」

「なるほど…」

「飛行船場があれば街から直行便をつなげば
 馬車便の3分の1の時間で届きますけどね」


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「飛行船?」

「大きな街では主流になりつつありますよ!
 僕の知り合いに飛行船の整備士がいるから
 良かったら資料頼んでおきましょうか?」

「いいんですか?是非お願いします!」

「喜んで!では夫人にお呼ばれしてきますね」

「旅の話を楽しみにしてると思います。
 ゆっくりしていってください!」


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「村長?
 さっきから考え込んでどうしたんですか?」

「あ…飛行船場のことを考えていてね。
 今でも村は困りごとなく暮らせているけど
 今回の手紙に然り旅行に然り。
 流通の面では大きく遅れているなと思って」

「確かに旅行も時間がかかるから
 行っても隣村が多いですもんね」

「飛行船場となると他所の街から
 運営スタッフを迎えることになるし…
 村民の中には近代化を好まない人もいるかも」


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「じゃあまずは説明会を開催して…
 村民の不安をすべて解決してから
 飛行船場事業を起ち上げませんか?」

「お!いいですね!
 飛行船場となると広大な敷地が必要になるし
 大体の目安をつけて先に
 測量だけすませておきますね。」

「2人共…ありがとう!よし!
 じゃあ私は飛行船場の運営について
 早速情報収集するよ」

「飛行船場事業起ち上げにむけて
 みんなで頑張ろー\( *´∀`* )/」
「٩( ๑•̀o•́๑ )وおー!」