「こんにちはー!」
「リカルド君こんにちは。紙芝居の準備も出来たし、あとは明日を待つのみですね(´∀`*)ウフフ」
「コラードさんは何の仮装にするんですか?」
「仮装ですか?私はしませんよ?」
「ハロウィンなのにしないんですか!?」
「そもそも仮装したこともありませんし(^_^;)」
「え??」
「コラードさん一家はずっと各地を転々とされてたから、子供の頃もハロウィンに参加する機会が無かったんじゃないかしら?」
「そうなんですか?」
「そうですね。しかもずっと独り身だから仮装する機会なんて無かったですし(´∀`*)ウフフ」
「仮装した事がない…」
「さぁ。私も帰って子供たちの衣装を仕上げなきゃ!お二人ともまた明日」
「また明日(^_^)/~」
「僕今日は帰ります!」
「さっき来たところなのに??」
「また明日!」
「??」
「ただいまー!母さーん!!」
「はーい。おかえりー。明日の衣装もうす…」
「僕にお面の作り方教えて!!」
「お面??」
~5分後~
「そう…よし!母さんも手伝うから素敵なお面を作りましょ!」
「うん!」
「ゆっくりでいいから丁寧にね」
「…うん」
ジョキッ…ジョキ…
「そう…そこに通して…」
「できたー!!!」
「帰ってから片付けるから先にコラードさんに届けてきてもいい??」
「母さんが片付けておくから行っておいで(´∀`*)ウフフ」
「ありがとう!行ってきます!」
バタバタ…バタン
「あんな嬉しそうに(´∀`*)ウフフ」
「こんにちは!」
「おや?忘れ物ですか?今ちょうどお茶を淹れたんです。飲んで…」
(●^o^●)ニコニコ
「ニコニコして何か良い事がありました?」
「これ…ガタガタになっちゃったけど僕が一生懸命作りました!明日一緒に仮装コンテストに出てください!」
「…私に作ってくれたんですか?」
「はい(●^o^●)」
「じゃあ暗くなる前に帰ります!コラードさんまた明日!!」
「気をつけて!!ありがとう!!」
「………」
「続いてはふくろう堂のお二人です!どうぞー!」
「こんにちは!僕達はオバケとカボチャの精霊になりました」
「私コラードさん仮装を初めて見ました」
「はい。私も長い人生で初めて仮装をしました。」
「私が仮装したことないと聞いてリカルド君がこのお面を作ってくれたんです。」
「(*´σー`)エヘヘ」
「私にこんな素晴らしい体験をさせてくれたリカルド君にこの場を借りて改めて感謝したいと思います。本当にありがとう。」
「まぁ…とても素敵な贈り物ですね(´∀`*)ウフフ」
「はい。彼との出会いは私の宝物です。」
「(〃∇〃)カァーーーー」
リカルド君の優しい贈り物は
コラードさんの忘れられない大切な思い出の1つになったようです。
~完~
自分で作り上げておいて何ですが…
リカルド君。なんて優しい子なんでしょう(´;ω;`)ウッ…
コラードさんとリカルド君のような
年齢を超越した友情っていいですよね。
ふくろう堂…大好きです。
「ほぉ…これは…似合ってますね…(ΦωΦ)」
初めての仮装に心躍るコラードさんでした♪
チャンチャン♪
最後までお付き合い頂きありがとうございました!